2013.3.24 「健康被害と移住ラッシュ」 vol.8

 

題名をつけるようにしてみました。
日曜の夜に話すような内容ではないかもしれないけどお時間あったらぜひお読み下さい。
先日、神奈川にいる家族と話したところ、震災で東京に避難している福島県出身の母子と仲が良いそうです。
その方のお姉さんが今もずっと福島県にいるそうです。
しかし、その友人のお姉さんが子宮がんになってしまったそうなんです。
そして、その東京におられる妹さんも子宮に腫瘍が見つかって切除したそうなのです。
妹さんの方は結構早くから東京に来ていたらしいのですが若い姉妹が二人そろって腫瘍が見つかる。
しかも同時期に。
この話をしてくれた私の家族はこう言いました。
お姉さんの方は福島県にずっといるからもしかしてと思えるけど、妹はほとんど東京にいるのに、関係ないよね。と。
私はこの話を聞いた時、もう福島だけの問題ではなくなっており、やはり最初に感じた通りになりつつあると実感しました。
関東まではアウトなんですよ、やっぱり。
私ももちろんプルームをかぶっています。
だからもういい、のではない。
大切なのはこれ以上被ばくしないことです。

先日、外で洗濯物を干していたら、向かいのおうちの自称おばあちゃんがいらっしゃったので挨拶しました。
初対面だったのですがまだお若いおばあちゃんで私達の年齢からするとお母さんくらいの方でした。
「どこの出身なの?」と聞かれ、「神奈川です」と答えました。
するとお向かいさんは、「あー、それじゃずいぶんひどい目に遭ったねぇ、大変だったねぇ。」
私は驚きました!
ここは関西です。しかも山奥です。
汚染の被害についてこんなに理解がある人がこのような場所にもいたんだ!!と。
でね、私はこう言ったんです!
「そうなんですよ、だからこれからもっともっとこちらにも移住者が来ると思いますよ。」
するとそのお母さんは、
「そりゃそーだよ!だって空いていた町営住宅もどんどん入ってるじゃないか。この前もあそこに入ったんだよ。」
そうなんです。
実は私が当初入る予定だった住宅も先日他の方が入られました。
そして、私が今住んでいる地域の空き住宅を把握しておこうと紹介頂いてた町営住宅も先日入居者が決まったらしく人がいました。
季節的なこともあるとは思うけど、何となく、もう移住ラッシュが始まるのかななんて感じました。
私の住んでいる所は田舎です。というか山奥です。
自然がいっぱいです。何があっても最後は自給自足で生きていけそうな場所です。
きれいな水もたくさんあります。空気も最高にきれいです。
ただ、住居があまりありません。
土地を買って家を建てるなら話は別です。
賃貸なら数が限られています。
先日ソニーとパナソニックが東京の自社ビルを売却したという記事がありましたよね。
ソニーなんてエコシステムで作った大規模ビルで、地上25階建て、地下2階、延床面積は12万4000平方メートル、約5000人が入居しているそうです。
皆さんどこへ行くのでしょうか。
最終的に東日本の人達が西日本にどっと流れ込むと私は予想しています。
その時、過疎化の進んだ地域をどんどん開いていくべきだと考えています。
ただ、被ばくしてしまった人達が新しい土地でそういったことに奮起できるかというと謎です。
私も実感しましたが放射能汚染から逃れた時、気や体が緊張していた分、何か疲労のような調子の悪さが来て思うように動けなくなるんです。
だったら今、まだ仕事があるうちに、流通があるうちに、人々の心の余裕があるうちに安全な場所へ移動して、保養して、
そして次の人のためにエネルギーや物質的な面も蓄えていた方がよっぽどいいんじゃないかと思うのは私だけでしょうか?

今も地響きを感じます。
私は警報を出していますが明日からは要注意週間だと自分に戒めています。
またいつ大きな地震が起こるかわかりません。
そしてその可能性は高まっていると専門家も口を揃えて言っていますよね。
311を経験した東日本の方々はもうおわかりですよね、地震・津波、そして原発事故の恐ろしさ。
自然災害は仕方ありません。そして自然は逃げる猶予を少しは与えてくれることもあるでしょう。
危険なのは人工物です。インフラ・流通ストップです。
すでに壊れて爆発し、今もぎりぎりの状態であるふくいちです。
そして今も猛威をふるっている放射能汚染です。

今一度考えてみてください。自分にできること。しなくてはいけないこと。
命のために先延ばしにしてはいけません。

リャンティ

 

 

 

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