2013.4.4~不思議な夢~vol.14

 

そういえば昨日の朝、災害の夢を見たんです。
予知夢なのかそれとも今の日本を現しているのか。
日頃考えてることが夢になっただけかもしれません。
かなり鮮明でかつ小説仕立てだったのですごい印象深く残ってるんです。
ひとりの少女が出てきてます。
その少女は私だけど私じゃありません。
半分私です。私の分霊のようなものです。
私が守護霊としてついて見ているような感覚でした。

その少女は山中にいます。
ごつごつした岩の山の中です。
その集落の暮らしは古来からいる民族のようです。
その地域の近くでしょうか、大きな災害が発生したようなのです。
その少女のいる村の川に水が押し寄せてきます。
なんとなく見る感じだと山津波ではなく海の津波が下流から押し寄せてきているように感じます。
その川は岩の岸壁と岸壁の間を流れるような川です。
大きな大きな岩が氾濫する大量の水に流されてきます。
少女はその凄まじい光景に驚きを隠せません。
すると近所に住むおじさんが「ほらー来たぞー!みんなで助けるんだ!」と流れてくる岩や舟や瓦礫に乗り、しがみついている人達を引っ張って助けようとしています。
そこで少女も流れてくる女性の手を引っ張って岸へあげました。
岸壁になっているので流れてくる人を岸へ引っ張り上げることができるのです。
と、その時山賊のような何か武器を持った悪い人達が皆で救出作業をしているここへやってきて端から暴力を振るい始めました。
川岸にいる人々を木の棒のようなもので殴り一列に並ばせようとしています。
そして避難しようとしている人々の家財やお金を奪おうとしているのです。
少女はその場が混乱している隙にとっさに岸を上がり、幼い妹を連れてすぐ川上に立っている木造の小学校へ逃げ込みました。
山賊が追って登ってくる様子が見えます。
小学校の木造校舎の中には数人の人がいました。
山賊は少女を追ってきましたが少女の通う小学校だったので少女と幼い妹はうまく山賊をまいて裏のゴミ捨て場から逃げることができました。
そして二人の姉妹は途方もなく歩き続けました。

すると場面は変わり、二人は街に出ました。
先程とは打って変わっての光景です。
二人は必死になって逃げてきた。靴も履かずに。ボロボロの服で。
すると工事現場から、川で人を助けていた近所のおじさんがトラックで出てきたのです。
「おじちゃーん!」二人は必死に手を振ります。
「おじちゃん無事だったんだ!」
しかし近所のおじさんは二人を見るけど知らんぷりです。
どうやらこの姉妹のことを知らない様子です。
その時すぐに少女は悟ります。自分達は時空を越えたのだと。
少女は幼い妹の手をひいて行く当てもなく歩き続けます。
すると、とあるお店が目につき少女の足が自然と止まりました。
丸太でできているログハウスのような素敵なお店です。
お店の外壁にきれいな女性達の写真が張ってあります。
衣装を着てステージで踊っているような写真です。
その写真の下にはたくさんの贈られたお花が置いてありました。
するとお店の中からマネージャーのような男性が出てきました。
裸足の姉妹を見て「何やってるんだ!」と怒ったように話しかけてきました。
しかし、そのお花を見る少女をかわいそうに思ったのか、
「きれいな花だろう、この前店がオープンしたばかりなんだ。その咲きかけてる花は取ってもいいぞ。つぼみはだめだ。これから咲くからな。」
「ありがとう。」
少女は咲きかけている白いかわいらしいお花を取りおかっぱ頭の妹のヘアバンドにつけてあげました。
「君もつけるといい。」
店の男が取ってくれたお花を受けとり、手で短くちぎってゴムで髪を束ねているところにその一輪のお花をさしました。
私はその姿をやや上から見ていてなんてかわいらしいのだろうと思ったのを覚えています。

店の男がこの姉妹をとても心配に思ったのか、少女に質問をします。
どこから来たのか、どこに行くのか、なぜ靴も履かずにそんな格好をしているのか。
少女は答えるにも、男は全く理解ができません。
そしてこの姉妹は行く当てがありません。
男は、店の女性が使う部屋がひとつあいてるから誰かが迎えに来るまでそこにいればいいと姉妹を女性達のアパートに案内してくれることになりました。
その道のりで少女は男に話しました。
その大災害があった時この近くで何かが爆発したと。
そしてその爆発でこの街が汚染された。
この街の人々はもう長くは生きていけないのです。
男と姉妹は部屋につきました。
男は少女の不思議な力に気づいて誰かに連絡をしたようです。
するととても聡明な若い男性がやってきてその少女を公共の電波(テレビ)に出演させようと言うのです。
彼は環境問題に取り組んでいる若者でこの街が汚されてしまったことを彼も気づいていて、わらにもすがる気持ちで少女を専門家に会わたいというのです。
そこで姉妹の行く先も見つかるかもしれない。
早速その若者は少女と話をします。
もう日も暮れました。長い長い話し合いも一休憩しようという時、少女はある歌を口ずさみました。
その歌は少女が住んでいた村に昔から伝わる方言の歌です。
と、その時その若者も一緒になってその歌を口ずさんだのです。
そして若者がその歌を全部歌ってくれました。
二人は驚いて顔を見合わせました。
なんでこの歌を知っているの!?と。
その時少女はわかりました。
この若者はこの姉妹の兄です。
災害の時別れたお兄さんだと。
しかし少女は時空を越えたことを知っていたので言葉にできませんでした。
「おにいちゃん!おにいちゃん!」
心の中でそう泣き叫ぶしかなかったのです。

というセピア色の映画のような夢でした。
チャンチャン。

リャンティ

 

 

 

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