2014.3.26〜今月の一冊〜vol.154

 

皆さんこんばんわ!

いかがお過ごしですか?
こちらは今日は一日雨が降っています。
山から蒸気が出ていて、霧なんですかね、とても幻想的な一日でした。
雨が降ると昼間は冷えますが夜は放射冷却しないので暖かくすごしやすいです。
だから、昼晴れて夜雨が降るというのが冷える季節には1番です。

〜今月の一冊〜というコーナー始めて二回目になります。
お薦め本をご紹介するコーナーなのですが、今日はお薦めというか、私自身もまだ全部目も通していないのですが、これから参考にしていこうと思っている本がありまして、そのご紹介をしたいと思います。

ところで、私は恥ずかしながら、一応都会生まれ都会育ちなので田舎のことについて全く無知でした。
こちらに来て初めて知ったことがたくさんありました。
その一つに“現代農業”があります。
私は、農業って、今更知った言葉ですが、“自家採種”するのが当たり前だと思っていたんです。
ま、それでも足りないものは種を買うのかななんて思っていました。
がしかし!こちらに来て農家さんのやり方を見ているとびっくり!!
普通にJAから種、どころか苗を買って植えているではないですか!!
皆さんからすると、ああ、そうそう、それが普通だよ、思うかもしれませんが、私にとっては衝撃的だったのです。
農業って、その土地その土地で実るものを作り、繋げていく、もっともっと大地に根付いた業だと思っていたのに、JAが田舎の農業をほぼ支配している!(驚)
本当に驚きました。
だったら、都会のマンションのベランダ菜園とほとんど変わらないじゃないか!
しかも土も買ったり、肥料も買ったり。種も苗も。
そういうものなんですか?
だから汚染された培養土やモンサントに支配された種や苗を買わされてしまうんですよね。
せっかく汚染が少ない場所なのに。
畑を見ると、こんもり土が山になってる。
そこに野菜がなってる。
うーん。とても想像と違って裏切られた気持ちです。
ただのベランダ菜園がおっきくなっただけのような。

もしこれで、何かが原因でJAからの種や苗の流通がストップしたらどうなるのでしょうか?
農家さん達は困りますよね。
収入源がなくなる他、自分たちの食べ物ですら危うくなる。
でもそんな大切なこと、命とほとんど同じ物をJAに握られてて良いのでしょうか?
そんなにJAって信用できるものなんでしょうか?
愛のある組織でしょうか?
私は違うと思います。
全国のJAが全て同じではないそうですが、折角自給自足できる環境にありながら、要を組織に握られているなんて。
び つ く り です。
TPPが云々とか言う前に、もうすでに日本の農業はたっぷり洗脳&コントロールされてるじゃないですか(汗)
これならTPPあんまり関係ないような気がします。
そこで農業に対して全く無知な私が今やらなければいけないと感じるのは、“地球との共同作業” です。
種も苗も人が作るのではなく、人が運ぶのではなく、地球の力を借りる農業、これが取り急ぎ人々が取り組まなければいけないことだと感じています。
そうしないと日本の農業、日本の食には未来がないような気がするんです。
私は未来のために始めます。
私は土地を持っていないから、借りた場所で始めるしかないですが、そこに私がずっと住むかわからないし、先々、他人が住むかもしれないし、大家さんや地主さんの子孫が住むのかもしれないですけど、私はやります。
その未来の人々のために。
どこも介さずに、地球と共に自分たちで実らせていく農業を。

そこで全く無知で、都会にいる時に興味すらなかった私が始めるにあたって何をしたらいいか?
全然わからないんですよ、これが!(汗)
まわりの先輩農家さんに伝授頂こうにも、やろうとしていることは全く別のやり方だし。
そこで調べました。
自然農法について。
木村秋則さんのリンゴの本は読んだことあるし、川口由一さんの本にも興味惹かれたのですが、素人の私のテキストになる本はないか…
ご縁があったのはこの本でした↓

「これならできる!自然菜園」竹内孝功さん著

なんでこの本にしたかというと、表紙がなんとなくかわいくて私みたいなド素人にもわかりやすそうだったからです。
とりあえず、これをテキストにしてがんばってみます。
まだ全部目を通していないのですが、
「自然菜園は人と草や野菜、さまざまな土壌微生物や生き物がいっしょになって団粒構造を発達させる『野良仕事』(野を良くすることに仕えること)をする菜園です。」
などの思想が好きです。
そう思うと大大大嫌いな虫達も少しは平気になるかしら・・・

日本にも経験のある方々がこういった試みをしていると思いますが、まだまだ全然足りないと思います。
このメルマガを読んでいるあなたの力が必要なんですよ!!

私の住んでいるところから近くに天野大社という神社があります。
世界文化遺産に登録されている素敵な神社です。
そこに祀られている丹生大明神、私は彼女を見たことがありますが、こんな一説があります。

『丹生大明神告門』では、丹生都比売神は伊都郡奄田村(九度山町東北部)の石口に天降り、大和国吉野郡の丹生川上水分峰に上ったのち、大和国・紀伊国の各地に忌杖を刺し、開墾・田地作りに携わって最終的に天野原に鎮座したと伝える。
(ウイキより)

この紀伊半島に農業を伝えたと。
丹生大明神は、「季節ごとに種や苗、はたまた土までJAから買いなさい」なんて一言も言っていません。

神様(宇宙人かもしれない)が伝えてくださった地球人にとって最良の農法を今こそ取り戻すべきです。

リャンティ

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