2013.9.6「避難移住」 vol.87

 

今夏はたくさんのお客さんがこちらへ足を運んでくれました。
もちろん皆先々には“移住”が視野に入っています。
しかしながら、こちらは山奥で、仕事も少ないので現在町部で普通に生活されている方にとっては非現実的かと思います。
それこそ、こちらの生活とは山岳修行のようなものなのでそのような出家心がないと移り住む踏ん切りがつかない場所のようです。

ところで昨年の秋にこちらに来てからというもの、本当にたくさんの人の移住相談や実際にこちらにいらしてお話もしました。
その中で感じることは、自分が助かりたいとだけ思って移住したい人と、子供や他の命を助けたい移住して自分も他の人達の移住の手伝いをしたいという2パターンにきっぱり別れます。
はっきり言って前者は移住する価値はないと思います。
厳しいようですが、福島も東北も関東も私も含めて日本人皆、加害者です。
私は被害者だとは思っていません。
自分さえ良ければいいと思っている集合体の引き寄せた結果がこの無残な日本の有り様だと思っています。
それに気づいて、日本を変えなくてはいけない、子供たちを救わなければいけないと真剣に考えるから汚染地から避難するべきであるのだと私は思うんです。
自分が病気になるのが嫌だとかそんな理由でしたら、因果応報、カルマです。
どうぞ苦しんでください。
むしろ苦しむべきだと私は思ってしまいます。

田舎暮らしは、まず縁故やコネクションがないと地域に入るのが難しいです。
それを、行く先で差別されそうとか、自分に合う合わないとか言っている状況ではありません。
田舎に移住したい人も田舎でよそ者を差別する人もしない人も合っても合わなくても日本人は皆加害者です。
自分を快く受け入れてもらえる場所があるならそれに心から感謝するべきです。
とにかく考えがあまい人と、真剣な人との差が激しい。
だから私はこの活動を約一年間してきて嫌な気持ちになることも多々ありました。
私が考える結果、危険を感じる人の中で真剣に取り組んでいる人はどんな理由があろうとももう移住しています。
これはすでに移住したたくさんの人達ともコミュニケーションを取った結果、そう思います。
移住しなければという意識がありながらできていない人の多くは自己のあまさ故にだと思います。
自分のためだけなら因果応報、その場所にいてください。
移住するなら償いましょう。私はそう思うし、そうします。
私は汚染地から避難させてもらえた、救って頂けたのだから、自分の残りの人生を他のために使いたいと思います。
私に来てくれた良いエネルギーを循環させたいのです。
自分だけに留めておいてはいけないと思うのです。
これから移住を考えている方は少し考えを引き締めるべきだと私は思います。
時はもうすでに2年以上経過しています。
私の1年半ですら手遅れだと思っています。
とにかく悔い改める心がなければどこに行っても無駄です。
下手に動いて悪い波動をまき散らさないでください。
避難移住はもうこんな悲劇を起こさないための悔い改めのチャンスなんです。
今回放射能被害に遭わなかった方々は他の人々を救うために、力になるために、手伝うために導きがあったのだと感じてください。
移住希望者は自分が救われるためだけに移住するのではなく、他を救うためにご自分を救ってください。
あなたが救われることで他も救われることを天は望んでいます。

リャンティ

 

 

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